以前、レストランで考案した料理を、日本の食材と日本ワインに合わせて、季節の風に寄り添う形でアレンジしてみました。
素材の声を聞きながら、今の季節に心地よく響く5品を、日本ワインとのペアリングとともにご紹介します。
① かぼちゃのスープ
材料(2人分)
- かぼちゃ…150g(皮を除いて角切り)
- 玉ねぎ…1/4個(薄切り)
- コンソメスープ…150ml
- 牛乳…100ml
- 生クリーム…50ml
- ナツメグ…極少量
- 塩・白胡椒…少々
- オリーブオイル…15㏄
作り方
- オリーブオイルで玉ねぎを炒め、かぼちゃ、コンソメスープを加えて柔らかくなるまで煮る。(かぼちゃは電子レンジで加熱しておくとラクです)
- ミキサーで滑らかに。
- 牛乳・生クリーム・ナツメグを加えて温め、塩胡椒で調整。
ペアリング:シャルドネ やや樽熟成
シャルドネの柑橘と樽のニュアンスが、かぼちゃの甘みとクリームのコクに寄り添う。
ナツメグの香りがワインの余韻を引き立てる。
② もち小麦と香味野菜のサラダ
材料(2人分)
- もち小麦(10~15分茹で)…80g
- セロリ・赤玉ねぎ・パプリカ…各20g(みじん切り)
- ツナ…30g
- レモン果汁…小さじ1
- マヨネーズ…小さじ1
- オレガノ…二つまみ
- オリーブオイル…小さじ1
- 塩・黒胡椒…少々
作り方
- 野菜ともち小麦、ツナを合わせ、レモン果汁、マヨネーズ、オイルで和える。
- 塩胡椒で調整し、冷やして味をなじませる。
ペアリング:リースリング リオンor デラウェア
もち小麦の穀物感に、リースリングのフローラルな香りと酸が調和。
デラウェアなら、香味野菜の爽快さを引き立てる。
③ カポナータ(冷製)
材料(2人分)
- なす・ズッキーニ・パプリカ・玉ねぎ…各30g(角切り)
- トマト…1個(湯むき・角切り)
- 白ワインビネガー…小さじ1
- オリーブオイル…大さじ1
- ニンニク(みじん切)…ひとかけ
- オレガノ…二つまみ
- 塩・黒胡椒…少々
作り方
- 野菜をニンニクとオイルで炒め、トマトとビネガーを加えて煮詰める。
- オレガノを加え冷やして味をなじませる。
ペアリング:キャンベル・アーリー ロゼ or ツヴァイゲルト
野菜の甘みと酸味に、ロゼの果実味が映える。
ツヴァイゲルトならスパイシーな余韻が加わり、秋の冷菜に深みを添える。
Zwei Not!? 2024 Méthode Ancestrale ツヴァイ・ノット!? メトード・アンセストラル
4840円(税込)
タイプ ロゼ微発泡 品種 ツヴァイゲルト100% 葡萄産地 長野県・塩尻 Alc 9.5% 醸造 レ・ヴァン・デブルィヤール(鳴澤佳生子 チャールズ・ローレンス) SNS @les_vins_debrouillards 特徴 ◆無添加◆無濾過◆野生酵母◆サクランボ香◆酸味しっかり 長野県塩尻市の【Les Vins Debrouillards】さんから、ファン待望の新作「Zwei Not!? 2024 Méthode Ancestrale 」がリリース。 グラスに注ぐと、少し濁りのある淡いピンクの美しい色合い。 開栓直後から、フルーティーでぶどうの香りがしっかりと広がります。 口に含むとまず柔らかい泡にフレッシュなサクランボやフランボワーズのような軽やかな酸味。 そこから徐々にフレッシュハーブ、そしてジューシーな旨味が広がっていく印象です。 軽やかな口当たりで、体にすっと馴染むような仕上がり。 作り手さんから 〇ぶどうについて 標高約800mに位置する冷涼な自社畑で有機栽培したツヴァイゲルト100%を使用。 2024年は生育が良かった2023年と比べると難しい年。自然になったみずみずしさを活かしたできたこの年のワインです。 生育は早く収穫期を迎えた昨年よりはやや2週間遅れな感じでしたが、こっちが本当の例年通りな感じです。 ただ1週間サンプリングしてみて糖度が上がらず酸が落ちないのをみて、また収穫前の雨の影響か粒(果実)を食べるとみずみずしさを感じるけどジュース(果皮と種も一緒)にしてみると甘酸っぱくとても美味しい(主観) ので数値と味のギャップを感じながら自分たちの舌を信じて、大雨が来る前に収穫をすることにしました(2024/9/6-9/9) 〇醸造について 2ヴィンテージ目のZWEI NOT!? のセニエで取り出した果汁を引き続き発酵させ、発酵途中で瓶詰めして瓶内で残りの発酵を完了させ炭酸ガスをワインに閉じ込めました。 無清澄、無濾過、SO2無添加。 〇味わいについて 色調はルビーがかった濃いピンク。 ソフトで軽い泡でほのかなサクランボ、サザン・ビスケットの軽いバターやイースト香。 春の森、わずかに鉛筆の芯のニュアンスも感じられる。 舌をくすぐるような軽やかな泡。 山菜狩りの時期の春の森林を連想させ、フレッシュな果実味があふれている。 口当たりは軽いが風味豊かで、きれいでのびやかな酸が爽やかな長い余韻をもたらす。 〇合わせたお料理 本まぐろのタルタル。 まぐろの旨みあるあぶらの甘味と、クリーンで爽快なこのワインがとてもマッチしました。 春、暖かくなってきてグビグビ飲みたくなるこの季節にちょうどいいワインです。 うなぎにも合いそう! 〇ヒトコト さわやかなさくらんぼ。飲みやすい微炭酸。昼間からグビグビのみたいアペロなワインです。時間経過とともにさくらんぼの果実味がましてきました。もっと寝かせても味わいがのって美味しくなりそうです。 〇ご注意ください ・開栓前はよく冷やし5℃くらいに保つこと ・開栓前は静置し、びんを揺らさないこと ・瓶口は人や壊れやすい物には絶対に向けないこと 飲む3~4時間前には冷蔵庫に入れて冷やしておきましょう。 時間がないときはワインクーラーにボトルの首部分まで浸かるように氷水をたっぷり入れ、ボトルを回転させながら15~20分ほど冷やすと適温になります。 炭酸ガスを落ち着かせるためしばらくの間ボトルを立ててから開けるようにしてください。 再栓はできないため、開けたら飲み切るかスパークリング用のストッパーなどを使用しましょう♪ 〇Les Vins Debrouillardsについて Les Vins Debrouillards アメリカ出身のチャールズさんと長野県飯田市出身の佳生子さんが夫婦でワイン造りを目指そうと2020年に長野県塩尻市片丘地区で畑を借りてぶどう栽培をスタート。 片丘地区は、標高800mの風通しの良い片丘地区で、現在ツヴァイゲルトやメルロー、カベルネ・フラン、ピノ・グリ、サヴァニャン、シャルドネなどを栽培。 ぶどう以外にりんご(シナノスウィート、ふじなど)や野菜の栽培も行っています。 ぶどう畑はとても丁寧にケアされていてお二人の人柄が出ています。 チャールズさんは約20年前に来日し、アメリカやオーストラリアのワイナリーの醸造現場で栽培や醸造の経験を積み、佳生子さんは塩尻市の塩尻ワイン大学で栽培や醸造の知識を体系的に学ぶ。 ぶどう産地としての片丘の可能性に着目して移住し、ワイナリーの開設を目指している。 2024ヴィンテージも宮城県のファットリア・アルフィオーレで委託醸造。 引用:Les Vins Debrouillards
④ きのこのマリネとなす、リコッタチーズのせ
材料(2人分)
- しめじ・舞茸・エリンギ…各30g
- ニンニクスライス…8枚
- なす…1本(半月切り7㎜)
- リコッタチーズ(クリームチーズ)…40g
- レモン果汁…小さじ1
- オリーブオイル…大さじ1
- ローズマリー、セイジ…各一枝
- 塩・黒胡椒…少々
作り方
- きのこ、なすをニンニクスライス、ローズマリー、セイジを共に炒めてレモン果汁を加えマリネする。
- 冷まし、味をなじませる。
- 皿に盛りつけ、リコッタを添えて多めの黒胡椒で仕上げ。
ペアリング:ピノ・グリ or ケルナー
きのこの香ばしさとリコッタのミルキーさに、ピノ・グリのほのかな苦味が寄り添う。
ケルナーなら、香りを立ち上げつつ余韻を軽やかに整える。
PASSO A PASSO 2023 Arancia
4500円(税込)
タイプ アンバーワイン 品種 ピノグリ 78%,シャルドネ9%,マルヴァジア 7%,ゲヴェルツ 3% 葡萄産地 宮城県,山形県 Alc 10% 醸造所 Fattoria AL FIORE(宮城県川崎町)SNS @fattoriaalfiore 特徴 ◆無濾過◆野生酵母◆亜硫酸塩無添加◆詰口本数 866本 宮城・Fattoria AL FIOREより、「PASSO A PASSO」シリーズの最新作が登場! 5年目の自社圃場産ぶどうを使用した、注目のヴィンテージです。 グラスに注げば、やや赤みがかった濃い橙色が目を惹きます。 口に含むと、柑橘の香りがふわりと立ち上り、しっかりとした酸と凝縮感のある果実味が広がります。 旨みのある長い余韻が特徴的。 液体にはとろみがあり、まろやかな口当たりも魅力のひとつ。 冷やして楽しめばシャープで引き締まった印象を、徐々に温度を上げれば香りや複雑さ増し、また違った表情を見せてくれます。 時間をかけて丁寧に味わいたい1本。 ぜひ、じっくりとお楽しみください。 〇ぶどうについて 自社ぶどう比率 85%(ピノグリ 78%,シャルドネ9%,マルヴァジア 7%,ゲヴェルツ 3%) 農家さんぶどう 15%(シャルドネ:大野正敏さん) 醸造家 目黒さんからのコメント 《PASSO A PASSO series》について 2015年より、自社畑のぶどうの植樹及び委託醸造を開始して紆余曲折ありながらも、2020年より、少しずつぶどうの収穫ができるようになりました。 とは言っても、自社ぶどうのみだと、1 樽や2樽仕込みのごく少量になってしまい、ぶどうのポテンシャルもまだまだですので、より信頼のおける農家さんとのアッサンブラージュで、まとまった量を仕込んでおります。 2027年ごろからは、100% 自社ぶどうで、モノセパージュメインのアルフィオーレのドメーヌシリーズ『AL FIORE』もスタートすることと思います。 しかしながら、今は無理せず、等身大で一歩一歩確実にという意味合いを込めて、新たなドメーヌの序章として、『PASSO A PASSO』という自社畑のぶどうを含むワインをスタートできることとなりました。 これも一重にみなさまの応援のおかげさまと認識しております。いつも応援いただきましてありがとうございます。 ラベルデザインに関しましては、従来からお付き合いがあり、ワイナリーのエントランスの空間デザインも勤めてくださいました、世界的デザイナーの柳原 照弘氏のラベルデザインです。 ぶどうが初収穫を迎える頃、弊社代表であり、私の妻でもある礼奈がお腹に生命を宿したタイミングにちなんで、ラベルデザインの中に、彼女の胎内のエコー画像が映し出されたデザインになっています。 我が子の成長を見守ると同時に、ぶどうの同じ愛情で引き続き育んでいこうとという想いが詰まっております。 2024年はすでに、100%で仕込めている cuvéeが2つほどありますが、これも現時点では、『PASSO A PASSO』にするか、『AL FIORE』にするか迷っております。 これぞアルフィオーレ!としての納得のいくワインになるまでは、『PASSO A PASSO』としてリリースできればと思います。 味わいや香り、ボディーや全体のバランスなどは、今まで培った醸造技術と、農家さんの素晴らしいぶどうのお陰様で、フラッグシップである、ファットリアアルフィオーレシリーズ並みのクオリティに引けを取らない、十分にご満足いただける品質に仕上がっております。 自社畑だから特別なものということにはしたくなく、自社畑だからこそ、究極を突き詰めていけたらと思います。 いつまで経っても終わりの見えないモノ造りではありますが、私たちの代に留まらず、2歩も3歩も先行く未来を見据えて、世界に誇れる日本ワインの一助となるべく精進して参りますので、どうかみなさま、今後とも末永いお付き合いとご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。 引用:Fattoria AL FIORE
⑤ ローストポーク ツナのクリームソース
材料(2人分)
- 豚肩ロース…150g
- ニンニクスライス
- ローズマリー、セイジ…各一枝
- ツナ缶…1/3缶
- 玉ねぎみじん切り…1/4個
- 生クリーム…100ml
- 白ワイン…大さじ1
- 塩・黒胡椒…少々
- オリーブオイル…15㏄
作り方
- 豚肉に塩胡椒をしてニンニクスライス、ハーブと共に焼き、休ませてスライス。
- フライパンに玉ねぎ、ツナをいれ中火でいためる(焦がさない)火が通ったら白ワイン・クリームを合わせて温め、塩胡椒で整えソースに。
- 肉にかけて仕上げる。
ペアリング:マスカット・ベーリーA ライト赤 or シャルドネ
ツナの旨味とクリームのコクに、ベーリーAの赤果実感が軽やかに寄り添う。
シャルドネなら酸と樽香で、肉の脂をすっきりと整える。
もしこの5品の中に、気になる組み合わせがあれば、ぜひご自宅でも試してみてください。
次回は、季節の素材を使った温菜とペアリングをご紹介予定です。


